離婚ロードマップ⑯|家庭内別居の限界…夫が家を出て完全別居になった日

離婚ロードマップ

家庭内別居が続く限界の生活

違約金請求も終わり、そして夫同士の裁判も和解した。

不倫が発覚してから、気づけば2年以上が経とうとしていた。

それでも我が家は、
相変わらず家庭内別居のままだった。
まさに膠着状態。
出て行ってほしいと再三のお願いしたが出て行かない。

じゃあ私と娘が出て行けば?と弁護士さんにも言われたが
当時は
「何で不倫された方が出て行くの?」
という考えから一歩も動けなかった。


崩れていった夫の様子

裁判が終わった頃から、夫の様子は明らかにおかしくなっていった。

酔って物に当たる。
リビングの置物を壊す。

そしてある夜、また花瓶を割った。

娘は怖がって近づかなかったが、
ある夜、
酔ってまた物に当たっていた夫に
意を決したように近づき

一言

「もう、出て行って。」

と、父親に言い放った。


娘に言わせてしまった後悔

その言葉に、夫は一瞬言葉を失い、

「あ、ああ、ごめん」としか言えなかった。

私はこれまで何度も「出て行ってほしい」と伝えていた。

それでも動かなかった現実。

だからこそ、
娘に言わせてしまったことが、本当に申し訳なかった。

でも、その一言がトドメになったことは確かだった。


「こんな家」と言われた日

翌日、改めてLINEで夫に伝えた。

「私も出て行ってほしいと思ってる。不倫したあなたが出て行ってほしい」

すると夫は、

「言われなくてもこんな家、出ていくよ。今家探してるから」

と吐き捨てた。

やっと買った家だった。
家族で選んだ、大切な場所だった。

それなのに「こんな家」とか言うんだ。

そこからの夫の行動は、さらにひどくなっていった。

わざと壁を傷つけたり、ドアをけったり。

壁を殴ってへこませたりもしていた。

そしてある日、すれ違いざまに小さく言われた。

「気持ちわりぃんだよ」

普通じゃなかった。


別人のようになった夫

かつては楽しかった時間もあった。

いいところも、いっぱいある人だった。

しかし、目の前の夫はまるで別人だった。

目はうつろで、顔つきも違う。
何かに取りつかれたように見えた。
不倫にとりつかれているのかもしれない。

不倫が彼を変えたのか、もともとそういう人間だったのか。

私はただ、
一日でも早く出て行ってほしいと願っていた。


夫が出ていった土砂降りの日

それから約1ヶ月後。

土砂降りの日曜日、
夫は身の回りのものだけを持って家を出ていった。

「……これ」

最後にそう言って渡された家の鍵。

私は黙って受け取った。

心の中ではガッツポーズだ。

安堵でいっぱいだった。


家庭内別居からの解放

夫がいなくなって
娘との2人の生活が始まった。

それは驚くほど穏やかで、楽しいものだった。
娘とは辛かった家庭内別居を乗り越えた
不思議な連帯感みたいなものもあった。

もちろん親子ではあるが、
親友のような、戦友のような感覚だ。

母親がいろいろ一緒に楽しむことで、
娘に影響が出ないようにと考えていたが
娘に助けられた部分も大きい。

あれだけ回復しなかったメンタルも、
まるでV字回復のように持ち直した。


メンタルが回復した理由

心療内科、カウンセリング、アロマ――
どれも決定打にはならなかった。

でも、根本的な原因がなくなると一気に回復した。

家庭内別居は、
想像以上に大きなストレスだったのだと実感した。

つらくて、仕事に支障をきたしていたので
心療内科通い、薬も、処方されていた。

最初、薬に抵抗はあったが
つらい時期をやり過ごすためには
有効だったと今は思っている。

👉メンタルケアのお話


それでも続く「離婚」の問題

その後、夫からは数ヶ月に一度、

「離婚してほしい。条件をまとめてほしい」

という連絡が来るようになった。

正直、それに応じる気力はなかった。

のらりくらりとかわしながら、
このまま婚姻費用をもらい続ける選択も考えていた。

とりあえず、1年くらいはこのままにしよう。

夫の離婚熱がピークに達するまで待とうかなとも思っていた。

それくらいしたっていいだろう。
苦しめばいいんだ。


先延ばしにしていた決断と離婚条件

ただ、このまま別居が長引けば、

有責配偶者からの離婚請求が認められる可能性も出てくる
と弁護士から言われていた。
有責配偶者からの離婚請求は原則認められていないが
例外的に認められる例はこうだ。

有責配偶者(不倫やDVなど離婚原因を作った側)からの離婚請求は、
原則として認められない。
ただし、
①長期の別居
②未成熟の子がいない
相手が精神的・経済的に困窮しない
という3つの条件を全て満たす場合に限り、例外的に裁判で認められる可能性がある。
基本は相手の同意が必要。

そうなれば、
自分の望むのとは違う離婚条件になってしまうかもしれない。

私は考えているようで、
ずっと決断を先延ばしにしていた。


別居した当時の気持ち

別居後の落ち着いた生活を取り戻したものの
たびたびの夫からの離婚の催促に
気持ちが揺れることが多かった。

ただちょっと休ませてほしかった。
あの2年半の家庭内別居と同じ期間くらい、
待たせたって罰は当たらないんじゃない?
と思っていた。

夫からの離婚催促は続く。。。


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離婚ロードマップ⑰別居中の離婚交渉と不受理届

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