離婚ロードマップ|離婚条件の交渉と駆け引き〜弁護士を阻止して主導権を握る

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離婚条件が折り合わない。何度もやり取りを続けた末に弁護士を入れると言い出した夫に、
私が取った最後の手段とは。


離婚を前倒しにした理由

大学卒業まで離婚をはぐらかそうと思っていた私だったが、前倒しで離婚することにした。

理由は2つ。

ずっと離婚のことを考え続けるのが、気持ちの切り替えが下手な私には本当にしんどかったこと。そして、経済的な不安は金額の問題ではなく、お金に対する向き合い方の問題だとわかったからだ。
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家をもらうことを最優先にした理由

私の優先順位は明確だった。
購入して6年になる郊外の戸建て住宅を、私がもらうこと。

夫にはカードローンやキャッシングの借金があり、倫子の夫への慰謝料も払っている。

倫子が私に払った慰謝料・違約金にも夫のお金が入っているものと思われる。

(改めて書くとマジで終わってる……)

もともと付き合いがよく気前もいい人だった。それが好きなところでもあったが、
そのつけが回ってきたのだろう。

まともな慰謝料は期待できない。だから慰謝料の代わりに家をもらえればいいと考えた。

もともと貯金ができない夫に代わって私が頭金を出していたので、名義は夫85%・私15%になっていた。


離婚後の住宅ローン、5つの選択肢

家をもらう——これがとてつもなく大変なことだった。

住宅ローンが残っていない状態なら、財産分与でもらえばいいだけの話だ。
しかし問題は、夫名義であと24年も住宅ローンが残っているという現実だった。

弁護士に相談し、次の5つのパターンがあることがわかった。

①家を売って売却益を分ける
②夫が住み、夫名義のローンを夫が払い続ける(私と娘は出て行く)
③私と娘が住み、夫名義のローンを夫が払い続ける(夫は出て行く)
④私と娘が住み、私名義のローンに借り換える(夫は出て行く)
⑤私と娘が住み、家の名義だけ私に変える(夫がローンを払い続ける)

①と②は最初から選択肢になかった。この家に住みたいのだから。


各選択肢のリスクを検討した結果

③は問題の先送りに過ぎない

📌私と娘が住み、夫名義のローンを夫が払い続ける(夫は出て行く)
住宅ローンはローンの名義人が住んでいることが前提のため契約違反になる。万が一夫がローンを払わなくなった場合、一括返済を求められ私たちは家を出なければならないリスクがある。
ローン完済時に名義変更する取り決めもできるらしいが、完済が24年後では現実的ではない。

④が理想だが、ハードルが高い

📌私と娘が住み、私名義のローンに借り換える(夫は出て行く)
夫名義のローンを同じ金融機関でそのまま妻名義に変更することは原則できないため、
私名義で住宅ローンを組んでくれる別の銀行を探して審査を通さなければならない。
かろうじて正社員ではあるものの、年収300万円台後半の私に貸してくれる銀行があるのか
という不安もあった。
また、50代という年齢も懸念材料だ。
以前相談した東大卒のバリバリ離婚弁護士にこう言われたことを思い出した。

「あなたが借りられるとしても、せいぜい200万円くらいが精一杯ですよ」

いや、さすがに少なすぎでしょ!と思ったが
残債2500万円を借りるのは無理かもと正直思った。
👉弁護士にせいぜい借りられるのは200万と言われた時の話

⑤は銀行への契約違反になる

📌私と娘が住み、家の名義だけ私に変える(夫がローンを払い続ける)
家の名義とローンの名義は別物なので理論上は可能らしいが、
銀行にバレたら一括返済を求められるリスクがある。
通常はおすすめしないとのことだった。

銀行にバレて契約違反って、正直どうやってバレるの?と思う。
実際グレーなことをやっていているケースもあるだろう。

しかし、発覚するの原因は返済が滞ることが一番多いらしい。
そうでなければ発覚はしないのかもしれない。
ただ、やっぱり家という大きな事に関わる際に、
後ろめたいことはするべきではないと思う。
トラブルになった時に、困るのは自分だ。


消去法で④しかない、でも銀行が見つかるのか

話を聞けば聞くほど私名義のローンに借り換えるしかないという結論になった。

ただ、銀行探しより、離婚条件の合意が先だ。
まず夫と条件をまとめなければならない。

銀行探しに奔走した話👇
離婚ロードマップ⑲離婚後の住宅ローン借り換え|8行に断られ続けた銀行探しのリアル


私が提示した離婚条件

私が出した条件はこうだった。

  • 養育費の支払い (大学卒業まで)
  • 住宅を財産分与として私に渡す
  • 住宅ローンを私名義に借り換え、大学卒業まで支払いの一部をサポートしてもらう

しかし夫は「法外だ」「慰謝料はすでに払っている」と言って折り合わない。

大きな勘違いをしている。私がもらったのは倫子からの「不貞の慰謝料」であって、
離婚の慰謝料は1円ももらっていない。
住宅ローン分の負担は、離婚慰謝料の意味合いがあったのだ。


財産分与は必ず半分にしなければいけないのか?

話し合いは何度も平行線をたどった。

そもそも財産分与は必ず半分にしなければいけないのか?
——これはよくある勘違いだ。
私も、実際は財産半分にしなきゃいけないのだと思っていた。

「2分の1ルール」は確かに存在するが、あくまで原則であり、
夫婦間の合意により割合を変更できる。
「2分の1ルール」は調停や裁判といった公の制度を使う場合の話であって、
協議離婚でお互いが納得した金額で合意する場合は、
3:7でも、2:8でも
お互いの財産に関与しないという形でも構わない。

しかも——離婚したくてたまらない夫に、なぜ私が財産を渡さないといけないの?
私は離婚してあげる側なのだ。

私は本気でそう思っていた。
だって自分で不倫をしておいて、さらに離婚をお願いしてるんですよ?
私の条件を最大限に聞いてくれないなら、離婚しなくていいです。
そのスタンスを最初から崩さなかった。


自分の財産を一切開示しなかった理由

私は自分の財産を一切明かさなかった。

「慰謝料とほんのちょっとしかない。財産分与なんかしたら生活できないから離婚できないわ」

と言い、財産は開示しなかった。実際自分の感覚ではそうだったから。

しかし、これは夫の性格をよく知っていたからできた判断だ。

夫はお金にだらしない&お金への執着が薄いタイプ。
そして目的のためなら多少無理な条件でも、お金を工面して飲んでしまうだろう性格があった。

お金がなくても、ローンを組んでどうしても欲しい車を買ってしまったり。
欲しい服があれば、手に入るまで探し続けて高くてもその日のうちに手に入れるなど。
もう、ちょっと考えたら?無理じゃない?というアドバイスは一切聞かない。

長年一緒にいたからこそわかっていた。

離婚への熱量を利用すれば、ある程度、無理な条件でも飲むだろう。と予想できた。
だからこそ、変な知恵をつけられたくなかった。
弁護士が入るのは絶対に阻止しなければならなかった。


「担当弁護士様、私は離婚する意思がございません」

私は「弁護士に頼むのは絶対やめて。調停しても全部不調にするからね」と伝えた。

すると夫は「もう遅い、交渉決裂だ。弁護士、頼んだから」と言ってきた。

最悪だ。
もう頼んだ?

いや、頼んだと言ってみただけで、頼んでないだろうと思った。
夫はいつも言葉の勢いだけはあるが、行動が伴わないことが多い。
これも、今までの性格から予想できた。

私は最後の手段に出た。


担当弁護士様

私は離婚する意思がございません。本件、受任された場合は即、離婚協議を終了します。

あや


これを弁護士への返答として先に送った。

夫にはこう添えた。

「先に弁護士さんへの返信を送っときます。
 今後弁護士から万が一連絡が来ても、無視したわけじゃないので。あしからず」


数日後、夫から届いた返事

数日後、夫からこんな返事が届いた。

「思うことは色々ありますが、離婚を優先したいので、あなたの言う条件で合意します」

正直、これで本当に良かったのかは今でもわからない。
ただ、結果として条件は通った。
夫の性格を信じて動いた、それだけだ。


まとめ|離婚交渉で主導権を握るために大切なこと

これはあくまで一例であり、結果論でもある。
夫の性格によって全く違う結果になる可能性もある。

ただ、一つ言えることがある。

相手の性格をよく知った上で、どうすれば主導権を握れるかを考えること。

そもそも、相手が有責配偶者という時点で
こちらは有利なはずなのに
不倫夫という生き物は、不倫の原因を人のせいにして
上から目線で来ることが多い。
「家に居場所がなかった」「家事がおろそかだった」
だから不倫に走ったと。
これ、すごくあるあるだと思います。
👉不倫夫あるあるについて書きました

強気で来られると、「そうかも?」なんてこっちも後ろめたくなってきて
下手に出てしまい、交渉の主導権を握れないことがあります。
私自身、「私も悪いところがあったかも」などと考え始めたことがありました。

いやいや、そうじゃない。
悪いところがあれば、不倫をする前に話し合うべきであって。

・・・・・・は?
有責配偶者の立場で離婚を検討してもらうだけでもありがたいと思ってくれます?
くらいでいいです。

相手が一番望んでいることは何か。
それを達成するために条件を飲んでもいいと思わせることができるか。

離婚交渉に正解はない。
ただ、長年一緒にいたからこそわかることが、そのまま当てはまった結果になった。

夫はどんな性格だったっけ?よく考えてみると改めていいと思う。

とりあえず、離婚条件の合意は取り付けた。
大きな一歩だった。

あとは銀行探しだ。
これがまた想像以上に厳しい現状だった。

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