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やっと合意にこぎつけた離婚条件に
「自宅を自分名義にする」を入れた。
それには自分でローンを組み直しが必須だ。
でも50代・当時年収300万円台後半・残債2500万円。正直、ハードル高いと思っていた。
自分名義にすることへの強いこだわり
交渉に交渉を重ね、ようやく夫との離婚条件が決まった。
その条件の中に、私の強い希望として入れた一項目がある。
「自宅を私名義にする」
中学受験をして、家から近い中学に入学した娘の環境を変えたくなかった。
父親がいなくなってしまう娘のせめて環境くらい変えずに守ってあげたい。
それが一番大きい。
何も悪いことをしていないのに、どうして私たちが家を出なければならないのか?
嫌なら、不倫をした、原因を作った夫が出て行くべきだと
圧倒的に思っていたので出て行くつもりは全くなかった。
弁護士などに話すと「引っ越しを考えましょう」という話になることがある。
身の危険を感じるなど緊急性があるならわかるけど
「えっ?何で私が??」と思ってしまう。
しかし、感情的な話をのぞくとこれは単なる財産分与の話ではない。
家を自分名義にするということ=自分のタイミングで売れるということだ。
将来娘が巣立つことを考えると、今の家を持て余すときがきっと来る。
ローンを自分名義に組み直しても死ぬまでこの家に住んで、
ローンを完済する可能性はどれくらいだろう。
むしろ良いタイミングで、そう遠くない将来、
もっとコンパクトなマンションへの住み替えを考えてもいいかもしれない。
その点も考えると、やはり名義が誰かにあるかは死活問題だった。
老後の生活にもかかわる、大切な要素なのだ。
夫名義のままでは、何をするにも元夫の同意が必要になる。それだけは避けたかった。
老後にまた話し合って揉めるのも嫌だった。
しかし、自宅を自分名義にするためには、住宅ローンの名義も自分にしなければならない。
これが、とてつもなく大変なことだった。
住宅ローンの名義変更は原則できない
まず今の夫名義でローンを組んでいる銀行に確認した。
「離婚に伴って、夫から妻へローンの名義変更はできますか?」
返ってきた答えは丁寧、かつ明快だった。
「申し訳ございません、当行では名義変更が出来かねます」
・・・。
わかってました。一応、聞いてみただけです。
住宅ローンは契約者の年齢・年収・物件情報をもとに審査して組むものだ。
途中で審査を受けていない人に名義変更できないのは当然といえば当然だった。
私に課せられたミッション
状況を整理するとこうなる。
- 年齢:50代
- 年収:300万円台後半 細々と正社員
- 残債:2500万円
- ミッション:夫名義から妻名義に住宅ローンを借り換える
我ながら、なかなか詰んでいる条件だ。
でも、やるだけやってみないとわからない。
やってだめなら、離婚条件を考え直すしかない。
まずメガバンクに電話してみた
昭和生まれの特技、電話には抵抗がない。
メガバンクと呼ばれるところに片っ端から電話をかけた。
対応はとても丁寧でどこも「一度ご相談にいらしてください」と言ってくれた。
早速、メガバンクで、自宅近くの支店にアポイントを取って相談に行った。
応接室に通され、感じの良い女性行員さんが対応してくれた。
事情を話すと、しばらく別室に行き戻ってきた。
きっと上の人に相談しているのだろう。
「審査をしないと何とも言えないんですが、当行がお貸しできる目安はこのくらいですかね」
提示された金額は。。。。
とても私が必要としている2500万円には程遠い。
玉砕。
すみません💦という感じで退散した。
東大卒女離婚弁護士の言った「借りれてもせいぜい200万」ほどではなかったが少なかった。
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メガバンクはどこも同じだろうという感触があった。
入り口は丁寧だが、私の属性では厳しいのだろうと感じた。
ネット銀行に片っ端から電話した結果
次はネット銀行に電話を片っ端からかけまくった。
離婚予定であること、名義変更をしたいこと、築年数、残債、完済時期……
同じ説明を何回したことか。
テープに録音しておいて、電話口で再生したかった笑
| 結果 | 行数 |
|---|---|
| そもそも離婚案件取扱い不可 | 3行 |
| 今のローンを名義変更後、半年から1年返済実績を見てから対応 (そもそも名義変更不可なので実質不可) | 2行 |
| 元配偶者・司法書士立会いの下で対応可能 | 1行 |
| 可能だが不動産担保ローンとなり高金利 | 1行 |
※電話した当時の情報のため、現在は変わっている可能性があります。
不動産問題相談所にも相談してみた
○○名義変更研究所や××不動産問題相談所みたいな名前の、サイトにも相談してみた。
こういう名前のサイトがいくつかあったが、不動産会社が運営しているようだった。
できる前提で話を進めてくれるのはありがたいが、手数料が高い
おそらく100万円前後はかかるのではないかという感触だった。
「こう言ってはなんですが、銀行は離婚案件が面倒でやりたくないんですよ。うちみたいな業者にはそういうお客様がたくさんいらっしゃるので、対応慣れていて銀行も受けてくれるんです」
なるほど、手数料を払う意味はそこにあるのか。とは思ったが、さすがに金額が高くてお断りした。
電話をかけまくってたどり着いた1行
ここまでの結論はシンプルだった。
そもそも、離婚案件を引き受けてくれる銀行がほとんどない。
元配偶者・司法書士立会いの下で対応可能。 この1行にかけるしかない。
正直、私自身も通る可能性もどれくらいなのかわからなかったが、かけるしかない。
当時、私の話をまともに聞いてくれて「対応できますよ」と言ってくれた銀行は
本当にこの1行だけだった。
「50代・年収300万円台後半でも審査が通るのか?」
私はその銀行で審査を受けることにした。
果たして通るのか——。
ローンの審査に通れば、合意した条件で公正証書を作成し、晴れて離婚届を提出までが見えてくる。
離婚を登山で例えたら7合目、8合目まで来たのだろうか?
正直、離婚という山がどれくらい高い山なのか、登り初めにはわからなかった。
結構高い山だ。
頂上の素晴らしい景色を目指して、登るしかない。
私は自分にそう言い聞かせた。
👉個人特定のリスク・対応下さった銀行への配慮から、
具体的な銀行名・審査の詳細な体験談についてはnoteにまとめています。
同じ状況で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
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