私は、夫の不倫相手A子に最初の慰謝料請求をするとき、
自分でやるか弁護士に依頼するか迷った。
でも、探偵に依頼して証拠を集めるだけで精神的に疲れ切っていたこと、
そして当時はまだ夫と同居中だったこともあり、
距離を置いて交渉をしたかった為弁護士に依頼することにした。
弁護士からA子に内容証明を送ってもらうと、1週間もしないうちにA子側にも弁護士がついた。
こちらに弁護士がいるのだから、相手も弁護士を立てる。
それ自体は、ごく自然な流れだった。
「不倫した側専門」の弁護士事務所の存在
どんな事務所なんだろうと思い、ホームページを見てみた。
全体的に落ち着いたを通り越して、かなり目立たないようなつくりのページだった。
読み進めていくうちに驚いた。
その事務所は、ホームページで「不倫した側専門」を掲げていたのだ。
ホームページには相談に来る時、人目が気になる依頼者に配慮した内容も書かれていた。
さらに、
- 慰謝料減額プラン
- 裁判になった方向けの減額プラン
など、慰謝料請求を受けた人向けのサービスが並んでいる。
驚いたのが、
「不倫相手と一緒になりたい」「別れたくない」
という相談にも対応していると書かれていたことだった。
不倫された側の立場から見ると、正直、目を疑う内容だった。
サレ妻・サレ夫の数だけ、シタ妻・シタ夫がいる
最初は驚いた。
でも、少し時間がたって考え直した。
でも冷静に考えると、サレ妻・サレ夫がいるなら、
その反対側には同じだけシタ夫・シタ妻がいるのだ。
どちらにも弁護士に依頼する権利がある。
そう考えると、不倫した側専門の弁護士事務所が存在するのも、不思議ではないのかもしれない。
むしろ、特定の分野に特化している方が、経験やノウハウも蓄積されるのだろう。
最初は衝撃だったが、「そういう世界もあるんだ」と一つ勉強になった出来事だった。
弁護士報酬も違っていた
初めて知ったのは、弁護士報酬の考え方だった。
私が依頼した側は、慰謝料額などを基準に報酬が決まることが多い。
一方で、不倫した側は、
「減額できた金額」
を基準に報酬が決まるケースもあるようだった。
立場が違えば、報酬の仕組みも違う。
そんなことまで考えたことはなかったので、新しい発見だった。
交渉はとにかく時間がかかった
交渉が始まると、返事が来るまでかなり時間がかかった。
電話をしても担当弁護士は不在。
ようやく折り返しがあっても、
「現在協議中です。」
それだけ。
返事が2〜3か月来ないことも珍しくなかった。
私の弁護士も、
「ここまで返事が遅いケースは珍しいですね。」
と言っていたほどだった。
当時の私は、
「時間をかけることも交渉の一つなのだろうか。」
そんなふうに感じていた。
実際の理由は分からない。
案件ごとの事情もあるだろう。
ただ、待つ側としては精神的にかなり消耗したことは間違いない。
👇不倫シタ専門弁護士とのやりとりの話
相手側の弁護士についても調べてみる価値はある
私は当初、相手の弁護士事務所について調べようと思ってはいなかった。
気が回っていなかったという感じに近い。
でも実際に交渉を経験してみると、
「どんな分野を多く扱っている事務所なのか」
を知るだけでも参考になることは多かった。
もちろん、専門だから必ず手強いとは限らない。
ただ、同じような案件を多く扱っている事務所であれば、それだけ経験やノウハウを持っている可能性はある。
慰謝料請求では、自分の弁護士だけでなく、相手側がどんな事務所なのかを知ることも、
一つの判断材料になると私は感じた。
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